iPhoneのWifi環境を5GHzに変更すれば、もっと高速で快適!!

IEEE802.11nの5GHzは、どれほど早いのか?

恥ずかしながら、最近になるまでWiFiに5GHzが有るなんて事も知らず、速度も20Mbpsくらい出てればOKだろうと思っていた「とってぃ(@mHomeLab)」です。

妻が、電子レンジを使ってるとWiFiが遅いんだけど!!と言い出し、今時の無線環境について調べてみると、5GHzとか450Mbpsいう数値が飛び込んで来ました。家庭内の無線機器の多くが2.4GHzを使用している事は知っていましたが、干渉問題をクリア出来る機器が有るとは...。

早速、いつもの如く価格.comとかAmazonのレビューを読みあさり、購入機種を選定することに。現時点でIEEE802.11n/2.4GHz/300Mbps対応のルーターを使っていましたので、どうせなら更に上の速度を手に入れるべく、IEEE802.11n/5GHz/450Mbps対応の下記製品を購入する事にしました。

購入したのは、このAtermWR9500N-HPです。

簡単にWR9500Nのスペックを紹介すると、11n/11a(5GHz)と11n/11b/11g(2.4GHz)の同時使用に対応し、5GHz帯のチャネル・ボンディングにより450Mbps対応を実現している製品です。

 ■ 開封→LANケーブル接続,そして環境設定

箱を開けた時の一番の感想はスマート。従来のデザイン性の無いアンテナも無く綺麗な外観をしています。ちょっと残念なのは意外とアダプタが大きいということですかね。

我が家のインターネット回線はフレッツ光の1GBで、購入したWR9500NはNTTからレンタルしているホームゲートウェイの回線下に接続する事になります。よって使用するモードとしてはアクセスポイント(無線親機)です。

という事で、本体裏面のモード切替スイッチでAPを選択します。

マニュアルも見ずに、ささっと既存ハブと本体のLANポートをケーブルで接続し電源を投入してみたところ、Atermからと思われるSSIDが4個出ているのをiPhone5で確認。流石に暗号化キーは見ないと解らないので、ここでマニュアルに目を通すことにしました。

設定画面を開く方法が解ったので、早速ブラウザで開き下記の設定を実施。
  ・SSIDを解りやすい文字に変更
  ・SSIDの隠蔽
  ・デュアルチャンネル機能を有効

とりあえず、WR9500Nの設定はこれだけです。

続いて、iPhone等の端末側のWiFi設定を実施します。SSIDと暗号化キーを入力すると、あっさりと接続完了です。5GHzと2.4GHzの両方での接続が確認出来たので、速度性能の検証をしてみる事にします。

 ■ WR9500Nの性能を知る

従来からiPadは5GHzのWiFiに対応していましたが、iPhoneも5になってやっと対応しましたので、今回はiPhone5で速度を確認してみます。

インターネットの接続先に影響されない検証をする為、iMacとiPhone5間のデータ転送時間を比較してみました。下記が検証方法です。
  ・iMacに1GByte(8Gbit)のバイナリデータを準備
  ・iPhone5上のアプリ(Air Sharing)を使用し、WiFi経由でダウンロード
  ・上記ダウンロードを、5GHzと2.4GHzで10回繰り返し平均速度を算出

【検証結果】
    5GHz ---- ダウンロード所要時間= 142秒 ,速度= 56.3Mbit/s
 2.4GHz ---- ダウンロード所要時間= 405秒 ,速度= 19.8Mbit/s

iPhone5のWiFi性能は150Mbps(IEEE802.11n/5GHz)ですから、iMac側のHDD読み込みも考慮すると十分な速度が出ていると言えると思います。

5GHzと2.4GHzを比較すると理論値の単純計算では1.5倍ですが、今回の計測では5GHzの方が約2.8倍早いです。2.4GHzは他の無線に影響を受けているのでしょうか.....。

また、iPhoneの速度計測アプリにてインターネットの速度も確認してみました。左が2.4GHzで右が5GHzです。測る度にバラつきますので目安ですが、やはり5GHzの方が約3.7倍早く、応答の遅延(LATENCY)も短く約1.5倍の応答速度を示しています。

結果、予想以上にIEEE802.11n/5GHzは早い事が解りました。

 ■ 電子レンジ作動中の2.4GHzと5GHzの違いを確認

今回のWR9500N導入の主目的である電子レンジによる速度低下が、どれほどの物なのか確認してみたところ、驚くほど影響していた事が解りました。

妻の立ち位置を再現して、電子レンジから斜め2.5mの位置にiPhone5とカメラを設置し、通信速度に対する電子レンジの影響を撮影しました。その時の様子をYouTubeにアップしましたので、ご覧下さい。

2.4GHzで接続中に電子レンジを作動させると、2Mbps程度までしか速度が出ませんが、電子レンジが止まった瞬間に速度が跳ね上がる事が解ります。
5GHzで接続中の場合は、この様な電子レンジの影響を受ける事も無く速度変化は発生しませんでした。

 ■ 〆

通常のインターネット観覧なら気にならないと思いますが、iOS端末のWiFi同期やファイル共有,Youtubeなどの動画観覧では、この速度向上は大きなメリットと言えます。
更に、電子レンジ等の2.4GHz帯の電波を出す家電製品の影響を受けにくくなります。

1万円以下で快適なWiFi環境を手に入れられると思えば、安い買い物ですね。


450Mbpsまでは必要無いという方は、300MbpsのWR8750Nが有ります。
WR9500Nと同様に、5GHzと2.4GHzの同時使用が可能です。