ニコン製 AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G レビュー

マイクロレンズで接写もポートレートも

愛機のNikon D5100用に明るいレンズが欲しくて、数ヶ月悩んだ「とってぃ(@mHomeLab)」です。

高価なレンズは買えませんが、幸いな事にNikonには安価でも評価の高い単焦点レンズが有ります。SIGMAやTAMRONも検討しましたが、決め手にかけて純正品に絞りました。

当初、最初の単焦点レンズとして定番のAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gを買おうと考えましたが、接写してみたい欲求が芽生えたのとマクロレンズでもポートレートもイケるというレビューを目にした為、一気にAF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gに気持ちが傾きました。

その後、仕事が超多忙になりレンズどころではなくなっていましたが、少し落ち着いたところで購入に踏み切りました。ちょっと驚いたのは、2ヶ月ほどの間に約5千円も値上がりしていた事です。早く買っとけば良かった〜と軽く後悔した次第です。



 ■ 外観 ,操作性

外観的には、18-55mm f/3.5-5.6G(以下キットレンズ)を少し短くしたサイズですからコンパクトで軽いです。フォーカスリングは程よい抵抗が有り、シッカリ感が有ります。

オートフォーカス後のマニュアル操作が可能なM/Aモードは、最初は使わないと思っていましたが、さっとフォーカスを合わせたい時に案外便利です。


 ■ キットレンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR との比較

私の様に入門機であるD5100のダブルズームキットを購入した人にとって、キットレンズとどれだけ違うのか気になるところだと思いますので、まずは比較してみました。

---------- 比較1 ----------
下の写真は、25mmピッチで線引した用紙に単四電池7本を配置して、斜め前から撮影したものです。クリックすると拡大して見れますので、じっくり比較してみて下さい。

【撮影環境】
 ・カメラは三脚で固定
 ・キットレンズは40mmにセット
 ・レースのカーテン越しの外光(曇り空)が右手から少し入っている
 ・照明は無し、フラッシュ発光無し
 ・AFエリアモード:シングル
 ・フォーカスポイント:先頭のeneloopの『e』中央

 -------フルオート---------------------------------
   40mm f/2.8G
    18-55mm f/3.5-5.6G

 -------最大絞り込み------------------------------
    40mm f/2.8G
    18-55mm f/3.5-5.6G

 -------最大開放------------------------------------
    40mm f/2.8G
    18-55mm f/3.5-5.6G

私の感想としては、パッと見は殆んど差が無い様に感じました。少し40mm f/2.8Gの方がボケが滑らかで、輪郭部をクローズアップした際にクッキリしているのかな〜という程度の違いですかね。40mm f/2.8Gの方がレンズが明るい分、シャッタースピードも上げれますから、動きの有る被写体で比較すると違った結果になったかもしれません。

---------- 比較2 ----------
今度は、どれだけ被写体に寄れるか比較してみました。

【撮影環境】
 ・カメラは三脚で固定
 ・キットレンズはテレ端側の55mmにセット
 ・オートフォーカスが可能な限界位置まで被写体に近づける
 ・レースのカーテン越しの外光(曇り空)が右手から少し入っている

 ・照明は無し、フラッシュ発光無し
 ・AFエリアモード:シングル
 ・フォーカスポイント:先頭のeneloopの『e』中央

   40mm f/2.8G-----フルオート

   40mm f/2.8G-----最大絞り込み

   18-55mm f/3.5-5.6G-----フルオート

流石にマイクロ(マクロ)レンズは寄れますね。クローズアップしてみるとよく解りますが、被写体の細部もしっかり撮影されています。被写体に寄れる喜びって結構大きいですね。去年の春にテントウムシの羽化の様子を撮影した際、もっと寄りたいと強く感じましたが、40mm f/2.8Gなら応えてくれそうです。

 ■ 40mm f/2.8Gだけ持って、一日遊びに出かけてみた

家族で一日遊びに出掛ける際、思い切って40mm f/2.8Gだけで撮影してみました。
最初は、ズームレンズに慣れきった甘えた心と体が単焦点レンズに付いて行けず戸惑いを感じましたが、段々と距離感も解ってきて明るいレンズの良さを感じながら楽しく撮影が出来ました。

スナップ撮影では、キットレンズよりもクリアな印象を持ちました。下の写真は夜景ですが、三脚固定で約200m町並みを撮影したものです。

ふと目線を下げた時に見つけた花や、1mmほどしかないアブラムシも撮影してみました。




   

人の肌を写しても、水々しさが伝わってくる明るい印象で、産毛までよく撮れています。


 ■ 〆

2万円前後で購入可能なマイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G ですが、マクロ撮影からポートレートまで十分なポテンシャルを持った逸品だと思います。

プロやマニアの方に言わせると、いろいろツッコミも有るかもしれませんが、私としては手の届く価格とそれを上回る撮影の楽しさを感じさせてくれるレンズです。

キットズームレンズの次に単焦点レンズの購入をお考えの方や、安価なマクロレンズの購入をお考えの方に強くおススメしたい製品です。是非、接写出来る喜びを感じて下さい。