モバイルバッテリーの選択 必要容量を計算してみた


iPadも充電可能なモバイルバッテリーを求めて

スマートフォンやモバイルルータが急速に普及し、それに合わせてモバイルバッテリーも各社から発売されており、インターネットで検索すれば国内メーカだけでなく中国製の安価な物も多くヒットする。

容量も様々で、容量に比例して価格も上がる。じゃあ何をどう選択すれば良いのか?
私なりにモバイルバッテリーの選択基準を考えてみた。

 ■ 充電したい機器の容量は?

私の場合、充電対象となるのはiPhone4SとiPad3になるので、それぞれのバッテリー容量を調べてみた結果を記載する(参考にiPad2も記載)

iPhone4S ---- 1,420mAh
iPad3       ---- 11,666mAh
iPad2       ---- 6,944mAh

 ■ 充電用アダプタを使用した時の所要時間を計算

充電対象のバッテリー容量が解ったところで、少し話は脱線するが参考値として付属の充電用アダプタで充電した際の所要時間を計算してみよう。

それぞれに付属する充電用アダプタを見てみると、下記の定格出力が記載されている。

iPhone ---- DC5V  1A
iPad     ---- DC5V  2.1A

またまた余談だが、少し前に知人からiPadの充電に相当な時間がかかると相談された事が有るが、理由は単純な話でiPhone用のアダプタをiPadにも共用していたのが原因だった。上記電流値の通り、iPadをiPhoneのアダプタで充電すると単純計算で2倍の時間が必要になってしまう。

話を元に戻して、iPhone等の受電時間についてAppleのホームページに記載された内容を見ると、リチウムイオンバッテリーは80%までを急速充電した後にトリクル充電に変わるとのこと。iPodのフル充電には2〜3時間とも記載されている。

このエントリでは、あくまでもモバイルバッテリー選定時の基準を目的にアダプタでの所要時間を計算する為、細かい事は気にせずに概算してみる。

【iPhone4Sの場合】
1,420mAh ÷ 1,000mA = 約1.4時間

【iPadの場合】
11,666mAh ÷ 2,000mA = 約5.8時間 

 ■モバイルバッテリーの仕様を確認してみとう

市販されているモバイルバッテリーの容量を見てみると、1,800mAhとか5,400mAhとか
バッテリー容量と合わせて3.7Vと記載されている事に気付く。

これは、モバイルバッテリー内蔵のリチウムイオン電池の仕様を表している物で、例えば1,800mAh/3.7Vの場合、DC3.7V 1.8Aを1時間出力するだけの容量が有る事を示している。鋭い人は気付いたと思うが、内蔵されたリチウムイオン電池の電圧仕様はiPhone等に付属されているアダプタとは異なるのだ。

モバイルバッテリーは、iPhone等の充電対象機器への出力をDC5Vに昇圧する必要が有る為、内部にDC/DCコンバータを実装し電圧変換していると思われる。

インターネットでDC/DCコンバータの効率等について読みあさったところ、モバイルバッテリーの様な製品の多くは昇圧効率,発熱損失,ステータス表示LEDの消費電流等を含めると、実際に充電対象機器への出力に使用出来るのは全容量の60%程度しかないらしい。

上記を考慮すると、大容量の部類に入る9,000mAhでも実質5,400mAh程度しか使用出来ない事になる。iPhoneが対象なら80%程度まで約4回充電出来る計算になるので十分な容量と言えるが、iPadが対象だと厳しい気がする。

いろいろなサイトでモバイルバッテリーのレビューが掲載されているが、殆どのレビューで上記の効率等を無視してiPadを80%まで充電出来るなどと評価している。
この様な記事を鵜呑みにすると、期待と異なる結果になってしまうので注意が必要かも。

 ■検討結果から選定すべきモバイルバッテリーを考える

バッテリー関連製品は、劣化等の観点から2年も使えば買い換えてしまうと思えるので5千
円以下で考えていたが、検討結果からiPadを80%程度まで充電するには16,000mAh程度必要と思われ、高価でサイズも大きい。

そこで、iPadへの充電は40%出来れば良いと割り切り、9000mAh DC5V 2Aの物を探すことにした。そして探し当てたのが下記リンクの製品で、9000mAh/3.7V DC5V 2.1Aが2280円。スペックの割に安価なので、この記事が完成する前に実はamazonに発注し明日の到着予定だ。