パナソニック製ビデオカメラ HC-V700Mレビュー

パナの中位モデルって暗所の撮影に弱いの?

約2ヶ月前、春の入学式に備えてビデオカメラの購入を検討。

いつもの如くメジャーメーカーをひと通り調査し、最初は暗所に強いと評価されていたSONYのHDR-CX590Vに目を付けていた。

しかし、この機種の光学ズームは12倍で、運動会等で高倍率ズームが必要になった際に役不足なのでは?....と考えて他の候補を探す事に。

ビデオカメラといえば、暗所での性能差が出る物だというのは頭には有ったので、そういったサンプル動画を探したり、家電量販店でも実機比較をしてみてたが、大きな差を体感する事は出来なかった。(そもそも、暗所のサンプルって意外と無い)

そんな中、発売直後でレビューも殆ど無かったが、暗い所でも綺麗に撮れる!!とのカタログ文面と光学21倍というスペックに背中を押され、パナソニック製HC-V700M-Kを購入する事に決めた。
ちなみに購入したのは、このお店で購入時は最安値だったし発送までの対応が迅速で安心して購入出来た。

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■ 操作感は?

液晶タッチパネルでも録画,停止,ズーム操作が可能だが、私は全く使わない派の為、本体の釦のみのレビューになるが、下記が2ヶ月使ってみての感想。

読んでみると悪いところばかりの様に思われてしまいそうだが、普通に録画する分には全く問題無いので誤解しないでほしい。

〓録画開始/停止釦
自然に親指が行く位置の為、録画操作には全く違和感も無く良好。

しかし、いざ写真を撮ろうと思った時に問題が発生する。
これは私だけの問題かもしれないが、なぜか写真を撮ろうと思った時に指が押さえてしまうのは録画開始/停止釦なのだ(汗)

録画中のまま写真を撮る場合、つい録画を停止させてしまう事が今だに有る。
本来は本体上面の写真撮影釦を押さなければならないのだが、しっかり頭で考えて押さなければ指が上に行かない。なんでだろ??

〓ズームレバー
これは全く問題無し。ズームの変化速度にも不満は無い。

〓写真撮影釦
録画開始/停止釦でも書いたが、本体上部に有るこの釦には意識しないと指が行かないので、とっさの撮影では録画開始/停止釦を押してしまう。
もしかして、録画釦と写真撮影釦は逆の方が良かったのかもしれない。

〓液晶タッチパネル
画面左端の縦にページ切替の様な形式で釦が集まっているのだが、複数ページが有る場合、何度か押して目的の釦が配置されたページを表示させる事になる。
スッキリと左端に配置出来ている代償として、ページ切替でイラっとする事が有る。
もっとダイレクトに目的の機能に到達したいと感じる。

尚、タッチの反応は良好で問題は無い。

〓録画/再生切替スイッチ
本体上部の右角に配置された15x4mm程度の細長いスイッチで、非常に操作し難い。
操作頻度が少ないという判断なのかもしれないが、な〜んかイマイチ。

■ 画質はどうなの?

明るい場所での撮影は発色も良く色彩に違和感も無いので、素直に綺麗だなと思わせる画質だと思う。
AV Watchに良いサンプルが掲載されているので、そちらを参考にしてほしい。

私は暗所の撮影が気になっていたので、3月20日の午後6時頃に下記条件で撮影してみた。
いちいちマニュアルで撮影シーンを変更したくないので、オート設定でのみの評価とする。

サンプル1の撮影条件
・被写体(ゴムボール)から約40cm離れた場所から撮影
・三脚にてカメラを固定
・内蔵ランプは消灯設定
・おまかせiA(オート)設定
・1080/60p
・西陽→カーテン閉じ→白熱球点灯の順で撮影
・ピントが合うギリギリの光学10倍ズームを間に入れている

〓サンプル1の時間内訳(大まかな時間を記載)
  0〜  40秒 ---- ガラス越しの柔らかな西陽
41〜  90秒 ---- 濃い色のカーテンで、西陽を遮断(肉眼では少し薄暗い程度)
91〜120秒 ---- 黄色がかった白熱球を点灯

サンプル1の結果
・ボールを顔として認識し、人物を引き立たせるモードとして撮影
・その後、少し薄暗い状況に変化してもローライトと判断されず人物モードが継続
・ローライトモードに変化しなかった為、ズームでは真っ暗な映像となった


サンプル2の撮影条件
・被写体(パソコン,取説)から5〜20cmの距離で撮影
・モニタの明かりのみで、その他の照明無し
・カメラを手持ち
・内蔵ランプは消灯→途中から点灯
・おまかせiA(オート)設定
・1080/60p

〓サンプル2の時間内訳(大まかな時間を記載)
  0〜  65秒 ---- モニタ以外にカメラを向けると、即座にローライトモードに切り替わる
66〜  90秒 ---- 内蔵ランプ点灯にて、ローライトモードがOFFした

サンプル2の結果
・ノイズの様なモヤモヤが見受けられる(他カメラと未比較の為、程度の良悪は解らない)
・誕生日、ケーキにロウソクといった環境でも同様になりそうなので少し残念

■ バッテリーの持ちは?

標準バッテリーVW-VBK180-Kでは、カタログ値で連続撮影可能時間80分(実撮影時間40分)と記載されていたが、実際の撮影では実撮影時間60分であと少し撮影出来そうなギリギリの状態だった。
ほぼカタログ値通りだが、これでは運動会などで心配と思い下記の互換バッテリーと充電器を購入した。

バッテリーは、VW-VBK360-Kと互換が有り、見た目もソックリというか同一。
カタログと見比べても差が解らなかった。
性能も問題無く、2時間50分の実撮影時間後で残り撮影時間30分と表示されていた。

充電器は、VW-BC10-Kと互換が有り、充電状態を示すランプも付いている。
また車での充電が可能なケーブルのおまけ付き。
純正と同等の充電時間だったので性能も問題無し。
(5回程度しか使用していないので、耐久性は未確認)


■ 総合的な評価

今回はあえてローライトという厳しい環境でのテスト撮影だった為、少し納得のいく結果では無かったが、屋外などのある程度明るい環境では文句なく綺麗な映像が撮影出来る。

レジャーのお供に十分な性能のビデオカメラだと思う。

横着せずに、もっとマニュアルでシーンを切り替えてより良い映像を撮影しようかな。
(とか言ってオートのままかも....)

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