ドライボックスでカメラやレンズを保管しよう

梅雨間近、カビはカメラの大敵です


すっかりカメラ関連ブログになりそうで、もっと視野を広くしなきゃと思いながらも今朝もカメラ片手に庭を散策した「とってぃ(@mHomeLab)」です。

今回は、梅雨を目の前にしてカメラやレンズの保管を見直した結果を紹介します。

まずは梅雨らしい画が欲しいと思い、庭で見つけたカタツムリを撮ってみました。太陽が眩しすぎて梅雨のイメージとは違っちゃいましたがご容赦下さい。

では本題に!!

 ■ カビは、カメラやレンズの大敵だって知ってました?

カビというと、お風呂やサッシなど湿度の高い場所で発生するイメージが有りますが、梅雨の時期は部屋全体の湿度が上がりカビが発生しやすい状況になります。カビは室温25度前後で湿度が60%を超えると活発になるとの事ですから、梅雨の時期はカビにとってベストシーズンなわけです。

カメラやレンズ内部にカビが発生すると、写真が曇った感じになったりAFの動作に支障をきたすなど、困った問題が発生します。カビがレンズを侵食してしまうと安価に修理するのも困難になってしまいますから、更に深刻です。

そうならない為にもカビを甘く見ず、カメラやレンズを適正な環境で保管しましょう。

 ■ 保管環境を考える

レンズの保管場所として以前から防湿庫が有る事を知っていましたので、どんな製品が有るのか検索してみました。結構いいお値段ですね。お値段が張る分、調湿機能がついていますから安心して保管出来ると思います。


次に思いついたのが密閉容器(ドライボックス)です。防湿庫に比べて遥かに安価ですから、防カビ・防湿剤と合わせて購入する事にしました。

 

 ■ ドライボックス+防カビ・防湿剤の効果は?

ドライドックスを開封し付属している湿度計をみてみると、湿度70%と表示されています。開封後2時間程度経過しても変化がない為、別の湿度計2個並べて観察することに。

結果、ドライボックス付属の湿度計のみ70%で、他の2個は55%でした。雨の日でもなく風通しの良い部屋なので湿度70%という事はないですから、どうやら付属の湿度計は制度が悪いのか壊れている様でした。
(写真は容器の内外で比較している様に見えますが、実際は付属品を外して比較しました)

気を取り直して、カメラ,レンズと共に正常と思われる湿度計と防カビ・防湿剤をドライボックスに入れて湿度の変化を見てみる事にします。

購入した防カビ・防湿剤

収納した時点の湿度は部屋と同じ55%でした。その後、12時間経過しても2%程度しか減少しておらず少しガッカリ。更に10時間程度経過した時に見てみると一気に45%まで低下しており、やっと効果が出てきたという感じ。

これくらいが適正湿度ですね。乾燥し過ぎるとグリップなどの樹脂部分の劣化を早める事になりかねないので、ここで止まってくれれば良いのですが....。


そのまま4日間、蓋を開けず観察した結果、45%以下にはならず安定していましたので、再度蓋を開けて立ち上がりの良し悪しを再検証してみます。

湿度が50%まで上がったところで蓋を閉じ45%まで下がる時間を計測したところ、約5時間で目標湿度に到達しました。初回は12時間経過しても2%程度しか減少しませんでしたが、今考えると一緒に収納した柔らかな生地のレンズケースが湿気を持ってたのかもしれません。

 ■ 〆

今回購入した防カビ・防湿剤は1年以上効果が持続する様ですから、安価に湿度を保てます。蓋を開ける事で一旦は部屋の湿度まで上昇する可能性が有りますが、半日程度で45%まで下がるので問題無いと思います。

これからの梅雨の時期、無防備に湿気にさらさず大切な機材をカビから守りましょう。

 

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